第16回日経ニューオフィス賞 受賞オフィス紹介

2003年度 第16回日経ニューオフィス賞

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三重県庁本庁舎
中部ニューオフィス推進賞

●企業名・団体名: 三重県
●所在地: 三重県津市広明町 13番地
●オフィスの種類形態: 本社、既存、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 23,128m2
●業 種: 行政(県庁)
●使用開始時期: 2000年〜2002年
●入居者数: 2,000名
●社内の推進部門: 総務局管財チームファシリティ計画グループ及び各部局のワーキンググループ
●建築設計:

三重県総務局管財チームファシリティ計画グループ

創和建築設計事務所

●オフィス設計:

三重県総務局管財チームファシリティ計画グループ

●施 工: 安濃建設・川口組・福井建設・本田建設・横山組 他



三重県の行政システム改革の一環として、民間企業でも稀と言っていいほど高レベルなFM手法オフィス改革を実行し、組織のフラット化(課の廃止)による事務処理のスピード化、責任の明確化、また、業務改革などによる県民サービスの向上を実現させている。以前の庁舎内は廊下とオフィス、各課間が壁で仕切られており、暗く閉鎖的であったが、ガラススクリーンでの仕切りや、構造体以外の仕切り壁を取り払い見通しの良いオープンな空間を構築した結果、明るく、コミュニケーション、フレキシビリティが向上したバリアフリー執務空間となっている。


(6階エレベーターホール前廊下部(県産材使用))
各フロアの中央通路を明るくし、親しみのある空間とする為廊下との壁をガラス化した。廊下から、ガラス越しに内部空間の雰囲気が伝わることで、閉塞感を無くし、執務ゾーンに入りやすくしている。

(4階通路・打合せゾーン)

従来課の中に不規則にあった打合せ机を、打合せゾーンと執務ゾーンを明確に区分し、集約・共有利用している。コピー機、消耗品等についても、各課の枠を超え一箇所に集約し、共有利用を進めている。

(7階一般執務ゾーン)
各課の間仕切りを撤去し、明るくオープンなオフィス。組織の見直しに伴い、スペーススタンダードに基づくデスク配置で1島を8基のデスクで構成し、総括マネージャー(前次長)、チームマネージャー(前課長)も島の中に入れたフラットな組織に合ったオフィスとしている。 

(知事室エリア内プレゼンテーションルーム)
知事室エリア内においても、使用頻度の少なかった旧貴賓室を見直し、各種機材を多目的利用できるプレゼンテーションルームとし、施設の有効利用を図っている。併せて知事室エリアについても動線を整理し、明確な空間に再整備している。

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