「研究者のため」「情報化対応」「企業の顔」の3点をコンセプトにオフィスが構築されている。
「研究者のため」にはフレキシブル性の高い15m×35mの無柱空間で創造性豊かに知的生産性が高められ、快適に研究ができるよう中央部に吹き抜けのアトリウムを設置してある。
「情報化対応」には二重床の設置、作業特性に応じた家具の選択、組織・人員の変化等、情報化の進化に対して可能な予測に基づく融通性をもたせるなど創造性豊かで、知的生産性が高められる快適で機能的な支援環境になっている。情報化については情報の共有化と伝達速度の向上、情報加工の即時性を目的とした情報ネットワーク環境を整備するとともに一人一台のパソコンを設置して最新のイントラネット技術を駆使した研究支援システムが構築されている。
「企業の顔」では、建物の外観に箱型をモチーフとして信頼感と安心感を出すため二棟並立させ研究所イメージを演出、前面外壁曲面にて単調で堅いイメージが緩和する工夫を施し、また色彩、造形、素材などにも社員の人生観を高める空間としての演出がなされている。
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