近畿ニューオフィス推進賞 |
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●企業名・団体名: |
株式会社ニューエア |
●所在地: |
大阪府大阪市 |
●オフィスの種類形態: |
本社、既存、賃貸ビル |
●オフィスの延べ面積: |
170.6m2 |
●業 種: |
経営コンサルティング |
●主な業務: |
コンサルタント業務 |
●使用開始時期: |
2001年3月 |
●入居者数: |
12名 |
●社内の推進部門: |
全社員(杉本奈央子) |
●オフィス設計: |
大阪ウチダシステム(宮武 寛治) |
●施 工: |
ウチダテクノ |
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中小企業ならではの経営者の熱い思いが全フロアーにわたって展開されているオフィスである。自ら生産性向上のためのオフィス空間づくりを実践することで、クライアントに対してそれを提案できるなど、業務上のメリットにも繋げている。また、ワーカーは女性が多いことを意識し、そのプランニングも女性の意見が多く盛り込まれた、小さいながらもエッセンスの凝縮したオフィスである。
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(エントランス)
従来の入口は鉄扉で中が全く見えず、閉鎖的で「入りづらい」イメージがあった。そこで、来客者に対して、入りやすく、親しみやすい印象を与えられるように、観葉植物を添え、入口のドアをスリット入りのガラスの自動ドアに変更。間接照明や曲線を生かしたデザインが、開放感と奥行きのあるやさしい空間を演出している。 |
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(受付)
企業の「顔」ともいえる受付は、造作の一部としてデザインされたS字型の木目パネルが置かれ、自然木のぬくもりを感じさせる。クリプトン球やハロゲン球などのダウンライトやスポットライトの間接照明も多用。来訪者に対して、「人と企業にあたたかい」「社会と自然にやさしい」というニューエアの経営方針を積極的に表現している。 |
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(ワークスペース)
オフィスの空間すべてに、機能性とデザイン性を重視し、“未来のオフィス”を追求した。美しい曲線を生かした木目調のデスクで、無機質になりがちなオフィスに、あたたかみのある生活感を取り入れた。また、コンピューターをできるだけ意識させない、明るく開放的なレイアウトは、柔らかい雰囲気を醸しだしている。 |
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(ワークスペース/Concentration)
創造力を高めるには、自分一人静かな環境で仕事に打ち込める時間が不可欠である。そのため、「こもり部屋」の机の上には電話がない。社内外からの連絡も、原則として禁止。上司といえども声をかけてはならない。「ホテリング」形式で運用され、1回につき、1人60分以内の使用制限時間を設けている。
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(ワークスペース/Collaboration)
クライアントやパートナー(異なる分野の専門的な知識や能力をもつ人々)との協働作業を行うとき、または、新しいアイディアを創造したいとき、サテライトテーブルを組み合わせることで「コラボレーションゾーン」が簡単につくれる。機密性の高い仕事以外はここでできるため、省スペース化にもつながっている。 |
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