日経ニューオフィス賞 受賞オフィスの紹介
■2005年度 第18回日経ニューオフィス賞
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ショーワ株式会社
ニューオフィス推進賞 近畿ニューオフィス推進賞(近畿経済産業局長賞)

●企業名・団体名: ショーワ株式会社
●所在地: 兵庫県姫路市砥堀 565番地
●オフィスの種類形態: 本社、新築、自社ビル
●オフィスの延べ面積: 3,364.94m2
●業 種: 家庭用・工業用・作業用各種手段の製造・販売
●使用開始時期: 2004年10月
●入居者数: 70名
●社内の推進部門: 新規プロジェクト推進部
●建築設計: 株式会社小野設計
●オフィス設計: スペース・ジェイ株式会社
●施 工: コクヨビジネスサービス株式会社



姫路市の郊外に位置するこのオフィスは、同社の創業50周年を記念して計画されたオフィスである。今物件の最大の特徴は、欠くフロアーに隣接する3つの庭園や、庭園に沿って建築されたコリドースタイルオフィス(回廊型オフィス)といった外観的なものではなく、オフィス作りのプロセスそのものである。それは、従来手法と全く異なるプロセス(はじめにワークスタイルの作り込みを行ってから、それに合わせて建築設計を行う)で計画されており、コミュニケーションをセキュリティーへのこだわりが、随所に現れているオフィスである。


(建物全景)
ガラスを多用した明るくオープンな建物。R&Dセンターは、オフィス棟、講堂棟など5つの棟から構成される。旧本社棟と意匠を合わせ、施設全体として統一感を確保。
(中 庭)
中庭は、R&Dセンターを構成する各棟の広いガラス面を通じて、望むことができる。

(エントランス)
施設の入口となる空間。ガラスのカーテンウォールにより明るく落ち着いた雰囲気を来訪者に提供。ここを基点にオフィスとホールへアプローチ。
(ミーティングスペース)
来訪者との打合せスペース。オフィスとこのスペースは、ガラスにより間仕切りをし、オフィスの活気を来訪者に発信。

(経営会議室)
企業としての重要な意思決定が行われる空間。来訪者に対するプレゼンテーションを効果的に行うため、AV装備を充実。
(1階 オフィス)
3500mmの高い天井高が、開放感を演出。各ワーカー席パネルおよび収納庫やローパーティションの高さは、1050mmと低く抑え、オフィス全体を見渡せる環境としている。オフィス奥の経営会議室も全面ガラスとし、すべてのエリアでワーカーの活気を共有できるものとしている。ワーカー席は、役員から一般職まですべて同一のサイズ(1600×1200mm)、同一のイスを使用し、フラットな社風を反映。

(ホール)
昼食を取るスペースであると共に、社内外の簡易なミーティングおよび200人が集合できる多目的なホールとしての機能を持つ。200人が着座すること、様々なスタイルに変化をするために家具を収納できること、これらの要件をクリアする空間を確保できるよう、建築計画を調整。

(ライブラリー)
共有で使用される文献や資料などが集約して設置されるスペース。資料の検索を書籍とインターネットにて行うことが可能。必要な資料は、設置されたコピー機により複写でき、業務効率を高める。

(キッチンカウンター)
コミュニケーションの核となる空間として、オフィス内にキッチンカウンターを設置。ミーティングへ立ち寄る来訪者、上階からアクセスするワーカーと1階のワーカーが出会う拠点。空間のアクセントとなるオープンでカジュアルな空間デザインで、求心力を高める。

(和 室)
ホール2階には、VIPのためのもてなしスペースとして、和室を設置。中庭および背景の山が最もきれいに見えるロケーションに和室は設置され、高いホスピタリティを確保。お茶を点てることができる装備を備えるほか、海外からのVIPへの対応として、掘り炬燵を設置している。

(湯沸しスペース)
各フロアに設置される、リフレッシュのためのスペース。キッチンとテーブルが設置される。情報交換のための重要なスペースとして位置づけ、ホワイトボードを設置し、ビジュアルによる迅速な交流を図る。
 

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