募集要綱

実施の趣旨

 

昭和61年12月に通商産業省(当時)のニューオフィス推進委員会より「ニューオフィス化推進についての提言」が発表されて以来、30年間にわたり、「快適かつ機能的」なオフィスづくりの普及・促進を目的としたニューオフィス化推進運動がおこなわれてまいりました。
近年の企業経営においては、知識創造活動の重要性の高まり、情報通信技術の進展、労働力人口の減少、働き方の多様化、M&Aの活発化など、大きな構造的変化に直面しています。
こうした中、新たな価値を生み出すフィールドとしてのオフィスの重要性が高まり、平成19年6月に経済産業省の「感性価値創造イニシアティブ」政策の一環として、クリエイティブ・オフィス推進運動実行委員会の活動により、「快適かつ機能的」なオフィスに、感性を刺激し、創造性を高めるという新たな機能にも注目されることとなりました。加えて知識創造活動で創出された資産(知識資産)や、情報を活用し、運用していくこともあらためて必要になっています。
このような背景を考慮し、企業経営の重要な資源としてのオフィスのあるべき姿を模索することは、ゆとりと豊かさの実現、また、知的生産性の向上や知識創造の活性化といった点からも大変意義のあることと思います。日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会(NOPA)は、「ニューオフィス」づくりの普及・促進を図ることを目的とし、創意と工夫をこらしたオフィスを表彰する日経ニューオフィス賞を実施いたします。