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□□□■ 「NOPAメールマガジン」
□□□■ 2005/10/31−Vol.1
■■□■ 社団法人ニューオフィス推進協議会
■□■■ http://www.nopa.or.jp
■□□■
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■INDEX
□1.メールマガジン発刊にあたって
社団法人ニューオフィス推進協議会 専務理事 木下達司
□2.インタビュー
日建設計会長 三栖邦博
「これからのオフィスとNOPAへの期待」
□3.NOPA活動報告
主任研究員 坂巻裕一
「NOPA塾とは」
□4.インフォメーション
−オフィス見学会について
−広告募集について
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□1.メールマガジン発刊にあたって
社団法人ニューオフィス推進協議会 専務理事 木下達司
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いつも当協議会の活動に対しご支援、ご協力を賜り誠に有難うございます。
当協議会は、通産省のニューオフィス推進委員会から公表された「ニューオフ
ィス化の提言」をうけ1987年に我が国のニューオフィス化を推進する団体
として設立されました。
主な事業として、日本経済新聞社と共催で実施している日経ニューオフィス
賞は今年で第18回を数え、おかげさまで応募総数は2000件を越えました
。この間、多くの優れたオフィスを表彰し、広報・普及に努めて参りました。
また、ニューオフィスに関する調査研究やオフィスづくりに携わるオフィスデ
ザイナーやファシリテイマネジャーの養成にも力を入れて参りました。これも
ひとえに経済産業省はじめ会員皆様や関係各位のお力添えを頂戴いただいたも
のとあらためて感謝を申し上げる次第でございます。
私たちは今、ニューオフィス化を推進することにより、「世界視線×ビジネ
ス視線」にたって日本のオフィス文化を世界に発信していきたいと考えていま
す。そのために下記内容を会員皆様と実施し有益なものにしていきたいと思い
ます。
1、世界最高水準を目指し、日本のオフィス革新の中核的役割を担い、ビジ
ネス環境の向上を推進
2、変化する時代の経営課題を先取りし、オフィスのあり方を社会に提言
3、世界最先端のオフィスや、国の施策に合致した基準を取り入れるなど時
代に適合したニューオフィスの指針・ガイドラインを作成し、継続的に
見直しを実施
4、日経ニューオフィス賞などを通じ、オフィスに関わる先端的な情報を常
に発信
5、NOPAがもつ人的ネットワーク・活動ネットワークを提供し、関係者
が交流・活動する中においてビジネスに直結する知識や価値などを提供
その一環として、オフィスに関する情報をメールマガジンとして会員皆様は
じめ広く社会へ配信していきたいと思います。会員皆様には引き続きご理解と
ご協力をお願い申し上げます。また、非会員の方々におかれましては、是非、
私達の活動にご賛同いただき、一緒に日本のオフィス文化の構築にご参画くだ
さることをお願い申し上げます。
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□2.インタビュー
日建設計会長 三栖邦博
「これからのオフィスとNOPAへの期待」
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進むオフィスの生活空間化
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―三栖会長がオフィスの設計を手がけられるようになってから、いちばん変わ
ったのは、どのようなところでしょう。
「20年ほど前、『オフィスルネサンス』という本の中で、私たちはオフィスは
生活空間であると定義しましたが、オフィスの生活空間化は今もどんどん進ん
でいると思います。
これからはオフィスに育児室も必要になるだろうし、会社帰りに買い物をした
り、ジムに寄りたい人もいる。このところ超高層ビルのマンションが建つよう
になって、30代、40代の働き盛りの人が都心に住居をかまえる条件も整っ
てきました。こういう状況をみると、働く人たちの生活とオフィスは一体化し
ていかざるを得ない。オフィスが街化していくことが必要かなと思います。
さらに、これからは、いろいろな人が知恵を出し合い、新しい価値あるものを
作って、新しい市場を作ることがビジネスのメインになってきます。新しいも
のを生み出すためには、つねに考えることが要求されます。これまでは仕事は
会社でするものでしたが、これからは変わってくるでしょう。
働くこと、楽しむこと、生きることが、だんだん一体化してくると思います。
だから、オフィスにも気分転換のために中庭とかアトリウムといった場所や、
リラックスできる場も必要になってくるでしょう。けれど、それをオフィスだ
けでやろうとすると、限界がある。オフィス、商業地域、そして住宅の3つの
機能をもつ、オフィスの複合化は今後ますます進んでいくと思います」
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オフィスは重要な経営戦略
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―仕事の仕方も変わっていくのでしょうか。
「世界に通用する製品を作ろうとするとき、能力のある人間を集めるわけで、
1つの課でやろうとしても無理なんですね。ですから、課を横断してメンバー
を集め、ときには社外の人の力も借りながらプロジェクトを進めるようになっ
てきています。そうすると、コラボレーションして集まっているところが、ク
リエーションの場になるわけです」
―オフィスは欧米化していく?
「それはどうでしょうか。逆に、欧米の企業のほうが、日本に近づいている気
がします。アメリカでは以前、マネジャーはみんな個室が与えられていました。
ところが最近は、日本のようなワンルームスタイルが多くなってきました。
昔のように仕事がトップダウンで決められるピラミッド型のシステムなら、
個室でよかったのでしょうが、個室では情報がラインをもってしまいます。上
司に報告して、その報告を受けて、部下に指示してというラインですね。とこ
ろがスタッフ全員が情報を共有し、それに対してアイデアを出し合って新しい
ものを作っていくという仕事をするときは、ワンルームスタイルのほうが、よ
ほど効率がいいのです」
―ワンルームスタイルといっても、これまでの日本のような、課ごとに島を
作ってデスクワークをするスタイルではないわけですね。
「そうですね。何十年も前と変わらないオフィスにいて、新しいものを生み出
していくのは、なかなかむずかしい。
けれど、『私はこの会社をこういう企業にして、こういうものを作り出して世
の中に出していくんだ』という雰囲気を働く場所から作っていけば、社員のモ
チベーションもあがるし、外に対しても、『我々はこういう分野でナンバー1
を目指して、市場を制覇していくんだ』とアピールできる。オフィスは、実は
経営戦略の中で非常に大きな役割を果たすんです。
経営戦略においてオフィスがいかに重要か、そういう情報を発信できるのがN
OPAだと思います。私も微力ながら、今後はそういう方たちにどのようなお
手伝いができるか考えていきたいと思います」
■全文はこちらから
http://www1.nopa.or.jp/study/interview/archive/051028.html
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□3.NOPA活動報告
主任研究員 坂巻裕一
「NOPA塾とは」
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NOPA会員のみなさまのコアバリューをつくる活動としておこなわれてお
ります研究部会が、来年度よりその活動をより活性化させるために、インプッ
ト学習のNOPA塾とアウトプット学習の研究部会という2つの活動を連携さ
せるシステムへと変わります。
新システムのNOPA塾・研究部会のうちNOPA塾では、先進オフィスの表
彰をおこなう日経ニューオフィス賞等の事例、また、企業をとりまく外部環境
の変化、内部環境の変化などの検討により、その年のオフィスの研究にふさわ
しいテーマが設定され、研究部会の活動まで係わる講師が選定されたのち、6
月〜8月にかけてワークショップ形式のインプット型の講義が15名程の受講
生におこなわれます。
それにつながるアウトプット学習の研究部会では、NOPA塾で設定されたテ
ーマの周辺をさらに深く研究すべく、NOPA塾の受講生を中心に9月〜10
月にかけてテーマが選定され、インプットされた知識をベースにしながら、受
講生、NOPAの研究員、講師が一体となって研究をおこない、11月〜翌3
月に調査、分析、論理構築、5月に成果が発表されます。
新システムへの移行期間にあたる今年度は、7月より、2つのNOPA塾「オ
フィス環境づくり基礎12回コース」(講師:石井龍彦氏)と「先進ワークプレ
イス研究6回コース」(講師:平井康之氏)が開講され、9月より、従来型の研
究部会の「少子高齢化研究部会」と新システムのNOPA塾・研究部会の「仮
称先進ワークプレイス研究部会」が立ち上げられました。
「仮称先進ワークプレイス研究部会」では、現在、研究テーマの選定の活動が
おこなわれており、NOPA塾のテーマとなっていた「分散化するワークプレ
イス」や、ワークショップでおこなわれたDEGWのデザイン手法、また、今
年度の日経ニューオフィス賞の事例等をベースにした活発な議論が展開されて
います。
テーマが選定されたのちは、仮称であった研究部会の名称もテーマに適切なも
のへと変更され、アウトプットへ向けて研究活動が進められていきます。
新システムのNOPA塾・研究部会は、NOPA会員のみなさまとともに、オ
フィス文化のコアバリューをつくる活動です。
来年度のNOPA塾は5月に募集が始まります。みなさまの積極的な参加をお
待ちしております。
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□4.インフォメーション
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オフィス見学会
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NOPA主催のオフィス見学会が始まりました。第1回は日本テレコム様の
オフィス見学会でした。日本テレコムのご担当者の方には的確で興味深いレク
チャーをいただくとともに、熱心に質問される参加者の方も多く、大変有意義
な見学会でした。今後も、先進的で興味深いオフィスの紹介をして参りますの
で、奮ってご参加ください。
【今後の予定】
第2回 伊藤忠テクノサイエンス
[見学会開催日] 2005年11月11日
[参加募集期間] 募集終了
[詳細URL ] http://www1.nopa.or.jp/prize/list/18/12.html
第3回 日立ハイテクノロジーズ那珂事業所
[見学会開催日] 2005年11月25日
[参加募集期間] 2005年10月31日〜11月11日
[詳細URL ] http://www1.nopa.or.jp/prize/list/18/10.html
第4回 マブチモーター
[見学会開催日] 2005年12月6日
[参加募集期間] 2005年11月14日〜11月21日
[詳細URL ] http://www1.nopa.or.jp/prize/list/18/15.html
第5回 ショーワ
[見学会開催日] 2005年12月15日
[参加募集期間] 2005年11月24日〜12月1日
[詳細URL ] http://www1.nopa.or.jp/prize/list/18/02.html
第6回 仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館
[見学会開催日] 2006年1月19日
[参加募集期間] 2005年12月14日〜12月22日
[詳細URL ] http://www1.nopa.or.jp/prize/list/18/05.html
*上記のスケジュールは、都合により変更する場合があります。
*参加費はNOPA会員1000円、非会員2000円です。(当日徴収)
*各見学会の定員を超過した場合は、抽選等により参加者を決めさせていただ
きます。ご了解ください。
□参加申込みはこちらから
https://ssl.action-compass.jp/nopa/study/index.html
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広告募集(無料)
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NOPAメールマガジンおよびNOPAホームページでの広告を募集します。
企業紹介、イベント広報、新製品の宣伝等にご利用ください。
当面、無料での掲載を行いますので、お気軽にご応募ください。
尚、掲載企業、掲載内容、掲載時期等は、こちらで判断させていただきます。
■広告のお問い合わせ・お申込みは下記までお願いいたします。
nopa@nopa.or.jp NOPA広告事務局まで
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編集後記
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NOPAの再生もしくは新しいNOPAの創出を実現させたいと様々な取り
組みを開始しました。その1つとして今回よりメールマガジンを発行します。
今さらと思う方もいらっしゃるでしょう。それを承知で、今さらながらそして
今だからこそという思いではじめます。
NOPAの強みは、その幅広い人的ネットワークです。これを使わない手は
ありません。そこでこのメールマガジンでは、様々な方々のインタビューをコ
ンテンツの中心にしたいと考えています。第1回は、日建設計三栖会長にご登
場願いました。非常にわかりやすくまた興味深いお話をいただきました。今後
は、毎回約2名の方にご登場いただく予定です。ご登場いただく方の意外性や
インタビュー内容の面白さがこのメルマガの生命線だと思います。ご期待くだ
さい。(広常)
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「NOPAメールマガジン」Vol.1(2005年10月31日)
発行:社団法人ニューオフィス推進協議会
〒104-0043 東京都中央区湊2−4−1TOMACビル3F
TEL:03-3553-3471
URL:http://www.nopa.or.jp/
編集/広常 猛
□メールマガジンの配信停止は、以下のURLよりお願いいたします。
https://ssl.action-compass.jp/nopa/member/mm_info.html
□ご意見・ご感想などありましたらこちらまでよろしくお願いします。
https://www.nopa.or.jp/form/contact.html
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